フリーランスエンジニアが個人事業主を経て合同会社を設立する手続きと体験談

お疲れ様です。
このブログの主の向江です。
早速ですが法人を作ろっかな〜と1年前から思っていまして
いよいよ実際に動き出す時がきたので
情報を逐一記して行きたいと思っています。
フリーランスのエンジニアとして活躍している方はたくさんいらっしゃると思いますので、そう行った方々が今後法人化する時の手助けとなる記事になればいいなと思っています。
また内容的には汎用的なのでエンジニアじゃない方も参考になると思います。
合同会社の簡単な説明
合同会社は簡単に言うと株式会社よりも簡単に作れて費用も少なくて済む法人化の選択肢の一つです。
具体的に言うと設立時の費用が株式会社が15~25万とすると、合同会社は10万円くらいで済みます。
法人税などは同じですが、
利益配分も自由ですし煩わしい部分がかなり少ないようです。
ただ合同会社と言う名前がまだ浸透しきっていないので
老舗の会社との付き合いや、年齢層の高いお客さんなどがターゲットの場合はこの合同会社自体の知名度にデメリットを感じてしまうかもしれません。
ただ自分はITや映像系の事業で、
こういとこを気にして来るような人と仕事をする予定はないので合同会社を選択しました。
(って先輩が言ってたので真似しました)
実際にAppleやGoogleの日本法人も実は合同会社ですからね。
合同会社に必要な基本項目
<合同会社設立時に決めること>
・商号:会社の名前です。好きな名前をつけましょう。
・事業目的:どのような事業で収益を得るのかを記載します。
・本店所在地:会社の住所を決めておきます。
・資本金の額:基本的には1円から設立できますが、会社としての信用度に関わることを考えて決めましょう。
・社員構成:代表権を持つのは誰かなど、社員の役割を決めます。代表社員1人から設立可能です。
・事業年度:合同会社(LLC)は個人事業主と異なり、事業年度を自由に決められます。繁忙期を避けて決算日を設定するといいでしょう。
https://www.freee.co.jp/kb/kb-launch/llc-launch/
らしいです!
そりゃ決まってるでしょうってところがほとんどですかね。
本店所在地…家にしようかな?
資本金の額…100万くらい?
事業年度…税理士の知り合いが夏決算あたりにしておくと無難!って言ってたのでそうします。
3月決算とか、12月決算とかにすると個人の確定申告や3月決算の企業が多いので税理士の皆さんとかそこらへんが多忙過ぎて依頼しても小さい企業なら相手にしてもらえない可能性も出てくるよって話でした。
事業目的…これについては結構大事らしく、
ここに書いてないことを業務してると問題が起こった際によろしくない。
(そもそもしてはいけない)ので書けるだけ書いとけ。
っと先輩社長が言ってました。
流石にやる可能性ゼロの事業は書く必要はないと思うんですけど、
書けるだけは書いておくことにしました。
とりあえず先に準備しておくべきもの!
法人化をいざする!って時に作成時間がかかるものです!
・マイナンバーカード(自分で定款の認証をする場合)
・会社の印鑑
・代表者個人(取締役/代表社員全員)の印鑑
・自分の通帳(口座2つ)
・電子認証済の定款
・CDの書き込みできるパソコン or 外部機器
・資本金
ここらへんが外部的な要因で時間がかかってしまう部分です!
残りは自分が頑張ればすぐに会社は作れる!
■マイナンバーカード
行政書士に電子定款を作ってもらう場合は正確には必要なかったりもするのですが、色々必要になってくるので作ってて損はないです。
なお作るのに結構かかる1ヶ月かかった記憶がある!
まだ法人化をする予定なくても作っておくべきやつです!
ちなみに電子定款ですが行政書士に頼まずに自分で電子定款を作ることも可能ですがICカードリーダライタや、電子証明書とかも必要になってくるので
めんどくさっってなります。
僕はfreeee経由で行政書士さんに5000円で作ってもらいました。
(安くね)
ただ法人化した後の話になりますが、法人の印鑑証明書とかをネットで申請する場合はICカードリーダライタや、電子証明書ここら辺必要になってきます。
法務局が死ぬほど遠い方はもう最初からこっちでやっててもいいかもしれません。
ちなみに行政書士に頼まない、自分でもやらない、
紙でやるぜって場合は、
+40000円かかってきます。(無意味)
■印鑑届出書(つまり会社の実印)
実印、銀行印、角印は必ず必要になります。
1週間くらいはかかるのでまず作っておきましょう。
テンション上がる印鑑であればなんでもいいと思います。
僕は確かはんこプレミアムってとこで作りました。
(3日で届いた。)
■社員の印鑑登録証明書(つまり自分の実印)
印鑑登録証明書が必須です。
そもそも印鑑登録してなかったので区役所でちゃちゃっとやって取得しました。
■払込証明書(自分の通帳の写し)
今使ってる個人口座で十分ですが「振込」の履歴が必要なので口座が二つあると楽ですね。(てか二つ必須?)
なおここで言う口座は当然法人口座ではないのでご注意を。
■電子認証済みの定款
上述済みの電子定款ですが、これ4~5営業日かかりました!
定款自体はfreeeでサクサク作れちゃうんですが承認は行政書士さんの人力なので盲点でした。おかげで法人設立日が伸びました笑(なんか2だらけの2020/02/22を狙ってたけどバイトさんからなんの魅力も感じねぇって言われたからどうでもよくなった)
■CD書き込むやつ
びっくりするでしょ?
必要です。電子定款作らせておいてそれをCDに書き込んで提出します。
最後は結局アナログな日本。
ノートパソコン最近CD書き込みができないのが多いのでアマゾンで買っておくといいと思います。
自分はこれ買っときました。
2000円!
もっとやっすいのあるけど、
サクラチェッカー したらやばかったので安定のバッファロー。
■資本金
貯めよう。
借入とか考えているのであれば100万は欲しいね、、、
(by 元金融機関職員)
とりあえず以上がそうだ!法人作ろう!って思ったら時間がかかるやつです。
じわじわ準備してるといいかもしれません。
必要な書類を準備しよう
<登記に必要な書類>
・定款
・印鑑届書
・社員の印鑑登録証明書
・払込証明書
・本店所在地決定書
・代表社員就任承諾書
・登記用紙と同一の用紙
・収入印紙
・合同会社設立登記申請書
https://www.freee.co.jp/kb/kb-launch/llc-launch/
必要な書類色々あります。
ですが一言で済ますと
★★★★★★★★★★★★★★★★★
会社設立freee
https://k.secure.freee.co.jp/
★★★★★★★★★★★★★★★★★
を使ってくれ!
秒!
楽!
間違いない!
全部できた!
流れるように!
電子定款作る(5000円)以外は無料!
自分で法務局の申請書類ダウンロードして入力してとかしなくても
全部自動で名前とか住所とか反映して必要書類を出力してくれるからほとんど
ハンコ押すだけです。
定款も作るの難しそうでしょ?
クリック選択式ではい終了です。
freeeのめっちゃ回しもんかよってくらい書いてますけど、
特に見返りもなんもないんですが、
なんやろう、、、
これは楽すぎたのでシェアしておきます。
使わない意味がわからない領域。
電車よくわからないから、通勤に使ってなくて徒歩なんです〜って
言うくらい使ってない人意味わからん領域です。
ちなみにfreeeさん的には会計部分をうちに任してくれよ(有料会員:年21000円(会計ソフトとかそこらへんね))って感じですが、僕は知り合いに税理士いるんで御遠慮しました。
普通に自分でやるなら入ってて損はない気がします。
電子認証のやつ無料になるし!
実際に法務局に行きます。
色々準備終わったら、
法務局に行きましょう。
(郵送でもいいんだけど致命的なミスをその場で指摘してもらえるし、僕は行きました。)
法務局でやることは
①収入印紙を法務局にある売店みたいなとこで買う
↓
②貼る
↓
③商業登記申請の窓口に並ぶ
↓
④軽くチェックしてもらって受付票をもらう
↓
⑤はいあざした〜って言われる。
↓
⑥完
一瞬です。
10分です。
いや5分だったかも。
申請書の原本の返却を求める場合はもうちょっとかかるかな?
(いらんと思う)
これだけで僕の法人設立ストーリーが終わりました。
正確には登記申請について今からチェックが入ります。
ミスがあった場合は法務局から電話があるようですが
なんもなく、、、。
法人設立日…窓口に行った日。
登記完了日…5営業日後(登記事項証明書とかの発行はこの日以降)
申請日から5営業日後には登記が完了しますんで
登記事項証明書とか印鑑カードもらえたりします。
(また法務局行った。遠い人はさっきも書きましたが最初からオンライン申請の体制を整えておくべき。)
結局法人設立に費用いくらかかったか
リアルな数値を書いていきます。
・登記申請費用(電子定款) …60000円
・電子定款作成費用…5000円
・法人ハンコ3点セット…17000円
・個人印鑑…6000円
・CD書き込むやつ…2000円
・交通費…460円
合計 90,460円
うっそ!10万切ってるじゃん!
自分で書いててびっくりした。
個人印鑑とかCD書き込むやつは持ってる人もいるからこの金額より低く済む人はたくさんいるだろうな。
結論:法人登記は簡単、これからが問題
以上が法人設立までの僕の流れでした。
法務局で登記事項全部証明書を取得して横のスタバでこれを書いています。
振り返ると
まじで設立簡単やん
の一言で済みますが、もちろん設立が簡単なだけでこれからが問題です。
■社会保険的な部分
■雇用の部分
■税務の部分
■法人口座作ったり法人として必要なものの取得
■日本政策金融公庫から借入をする予定なのでそこの手続き
■そもそも潰れないように。
色々山積みですね。
でもとりあえず29歳で起業という昔の自分が決めていた
「20代で起業」(昔の自分、頭悪そう)
をギリギリ実行できた事は
褒めてやりたいと思います。
日本政策金融公庫から借入はみんな気になるだろうし、
僕、もともと融資審査する側だったのでどこまですんなり借りれるかチャレンジした記事も書きたいと思います。
社会保険のところらへんも。
書いたら
Twitterでワーワーいうのでフォローしてくださいね。
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https://twitter.com/Mukae9
あと普通にスマホアプリとかWEBシステムとか映像を組み合わせたおしゃれなHPとか作れるんで依頼をくれいいいぃ!
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じゃね!
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